本当は、敏感肌さんは無香料でも柔軟剤を使わないほうがいいのですが..

柔軟剤 イメージ図

こんにちは。きららです☆

無香料の柔軟剤を探しているあなたは、肌がかぶれやすい、もしくは赤ちゃん用といったように敏感肌で無香料のものを探していますか?

単に柔軟剤のニガテだから無香料の柔軟剤を探していますか?

それとも、どちらも当てはまりますか?

 

単純に柔軟剤の香料がニガテな場合や香料アレルギーの人であれば、香料フリーの柔軟剤を選べばある程度改善できるかもしれませんが、肌の弱い人には柔軟剤は本当は使わない方がいいです。

それは、洗濯洗剤の洗浄剤成分は洗い流される反面、柔軟剤の成分は布に付着して作用するので、肌への悪影響がゼロではないからです。

 

普段着の皮脂汚れ程度ならば、柔軟剤を使わなくてもおしゃれ着洗いによくある中性洗剤を使うとふんわり柔らかな仕上がりになって、洗濯後のゴワゴワ感をある程度防げますよ。

⇒参照:赤ちゃんでも使える厳選素材を使用した肌にやさしい中性洗剤【ドルチボーレナチュラルウォッシュ】とは

 

そうはいっても洗浄剤だけでは、柔軟剤に慣れ親しんだ人にとっては、繊維を柔らかくする作用や静電気を防ぐ効果は洗浄剤だけでは不十分で物足りない感じになってしまいますよね。

 

それでは、どんなものを選んでいけばいいのでしょうか。

普段から成分表について慣れ親しんでいない限り、どれも同じように見えてわかりにくいですよね。

とりあえず無香料であれば問題ないかなと思ってしまったり。

 

私きららが、肌に負担がかかりやすい香料成分が入っていないものはもちろんのこと、肌荒れしにくい柔軟剤の主成分である界面活性剤はどんなものを選んでいけばいいのかお伝えしていきたいと思います。

 

そもそも柔軟剤とはどんなもの?

柔軟剤の主成分は陽イオン(カチオン)界面活性剤です。

この陽イオン界面活性剤が繊維にくっついて吸着し、柔軟作用を出しています。

 

柔軟剤の作用 メカニズム

 

界面活性剤や陽イオン界面活性剤については以下のリンクを参照にしてくださいね。

⇒参照:陽イオン界面活性剤とはどんなもの?

 

水に濡れた繊維自体が−(マイナス)の静電気を帯びやすいという性質もありますが、アルカリ性の洗濯洗剤を使うと汚れ落としはいいものの、アルカリ性の洗濯洗剤自体がマイナスの静電気を帯びているので、繊維がより固くなりやすいといった欠点があります。

そのため、文字通り服を柔らかくするために「柔軟剤」を添加して柔らかさを出すようになりました。

柔軟剤の香りの種類はここ十数年で増えてきましたが、それ以前はそれほど多くなかったですよね。

 

10数年前ぐらいから海外品の柔軟剤が国内で流通したのが大きな原因ではないかと思います。

そもそも、海外では水質が日本よりもミネラル分が多く、洗濯洗剤の他にもミネラル分によって洗濯後の繊維が固くなりやすい性質があります。

そういうこともあって、柔らかい着心地にするために柔軟剤を入れる文化が日本国内よりも発達したようですが、なんせ海外の場合だと汗や体臭を消すための香水文化が発達しているためか結構ニオイが強く華やかな香りのものが多い傾向があります。

この華やかな香りのものが一般流通化してきて、国内品のものも徐々にそれに合わせて柔軟効果よりも香りを残すものが増えていったのではないのでしょうか。

 

下に柔軟剤のメリットをまとめましたが、それ以上にデメリットもあります。

柔軟剤にはメリットよりも敏感肌さんにはデメリットが大きい場合がある

柔軟剤のメリットとは

肌が弱い人は、繊維をふっくらやわらかくして着心地を良くするといった目的でいれているのではないでしょうか。

他にも服の悪臭や花粉の付着を軽減できる作用が柔軟剤にはあります。

 

それよりもむしろ最近は、服の香りづけの目的で入れる人が多いのだそうです(*1)。

香りのニガテな人は肌が弱い人にとっては、デメリットになるんですけどね。

  • 繊維同士の滑りをよくして、毛玉や毛羽立ちを抑える
  • 衣類のシワがヨレが軽減する
  • 衣類をふっくら柔らかかく、手触り、肌触りがいい
  • 静電気を抑える
  • 衣類のチクチク感など、摩擦による不快感や物理的な刺激の軽減
  • 服につく嫌な匂いを軽減し、悪臭の吸着を防ぐ(香料や消臭成分が配合の場合)
  • 香り付け(香料成分が入っている場合)
  • 花粉の付着の防止

 

柔軟剤のデメリットとは

デメリットには主に、次の3つがあります。

  • 柔軟剤の「香害」、「スメハラ」問題がある
  • 吸水性が逆に低下すことがある
  • 柔軟剤の成分で肌荒れを起こすリスクがある

デメリットについてはちょっと詳しくみていきます。

 

柔軟剤の「香害」、「スメハラ」問題がある

香りつきの柔軟剤の場合、匂いの問題「香害」が話題になっていますよね。

かずのずけ著  オフスキンケア (*2)によると、こういう強い匂いのものは「高残香性柔軟剤」というものになるそうで、普通の柔軟剤よりも長く香りを楽しめるようになっています。

ところがこの香料成分が「香料アレルギー」「化学物質過敏症」といった症状を引き起こす原因となることが知られるようになってきました。

そこまで行かなくても、柔軟剤の人工的な香りがニガテな人は、柔軟剤の香りがする服を着た人が通りかかってもちょっとつらいかもしれませんね。

 

しかも柔軟剤の「香料」は、柔軟剤の裏の表示には「香料」とあるだけでどの様なものか明記されておらず、どのようなものか分かりません。

人が何か香りを感じているときには、化学物質を体内に入れていることになります。

ニオイにこだわりが無ければ、できれば入っていないものを選んだ方が自分や周囲のためにも安心できるものになるのではないでしょうか。

 

吸水性が逆に低下すことがある

柔軟剤が表面につくと柔らかくする反面、繰り返し使っていくと柔軟剤成分の陽イオン界面活性剤の疎水性残基(脂肪酸など)によって逆に吸水性を失うことがあるようです。

タオルの場合は、吸水性低下を防ぐために柔軟剤使用量や回数を減らしていったほうがいいかもしれません。

 

柔軟剤の成分で肌荒れを起こすリスクがある

市販のほとんどの柔軟剤の主成分は、陽イオン(カチオン)活性剤といって、界面活性剤の中では刺激性や毒性が懸念される成分です。

その中でも特に「第四級アンモニウム塩」といった種類のグループは、殺菌剤に使われている程、刺激性や毒性が強いものが多いことが知られています。

 

市販品の柔軟剤のほとんどは、「エステル型ジアルキルアンモニウム塩」もしくは、「第四級アンモニウム塩」といった成分表示となっています。

「エステル型ジアルキルアンモニウム塩」は、第四級アンモニウム塩に分類されるもので、いずれにしろ「第四級アンモニウム塩ベース」のものです。

この第四級アンモニウム塩の柔軟剤は オフスキンケア (*2)によると、肌トラブルを起こしやすく肌の弱い人は避けた方がいい成分とされています。

特に柔軟剤は布に付着して、肌に触れたままになりやすい成分ですので。

⇒陽イオン界面活性剤とはどんなもの

 

第四級アンモニウム塩とは..

第四級アンモニウム塩は、どんなものかというと下記の構造のようなものです(参考例 TEAQという化合物です)。

 

第四級アンモニウム塩の構造

出典:第四級アンモニウム塩の構造(日本石鹸洗剤工業会 *3)

第四級アンモニウム塩とは、窒素イオンに炭素が4つ結合しているものが塩の状態になったものの総称のことです。

上の図では、N+(窒素イオン)にCH3と黒い線3本がついています。

CH3は、元素記号で炭素1つと3つの水素を表したものになります。黒い線はちょっと解りにくいですが、窒素イオンについた炭素(さらに炭素についた水素もあります)を表しています。

窒素イオンにCH3と記載された炭素原子1つと黒い線の3つの炭素原子から成り立つので、「第四級アンモニムイオン」となります。

さらにCH3SO4といったマイナスの静電気を持つ陰イオン(アニオン)によって、中和されて「塩」となり、第四級アンモニウム塩となっています。

 

第四級アンモニウム塩の中には、改良されて肌に優しいものも作られるようになってきましたが、急性毒性がLD50 (ラット経口)2000 mg/kg と直鎖アルキルベンゼンスルホン、ラウレス硫酸ナトリウムといった陰イオン界面活性剤と同等の毒性がある成分も含まれています(TEAQという成分参照)。

直鎖アルキルベンゼンスルホン酸といった陰イオン界面活性剤は、脱脂作用やタンパク質変性作用が強く、最近では「スルホン酸フリー」といったシャンプーがあるほど、化粧品においては敬遠されている成分になります。

陰イオン界面活性剤は洗い流すことができますが、柔軟剤で使われている陽イオン界面活性剤は、常に衣類についたままになるので要注意です。

 

また、この第四級アンモニウム塩は、比較的強い抗菌作用があることが知られています。

肌は常在菌によって外来の悪影響のある微生物の繁殖を抑え、肌のバリア機能を維持する働きがあります。

ところが、常に抗菌作用を身に着けていた場合、常在菌のバランスを崩しやすくなってしまい、肌荒れの原因にもなってしまいます。

これらのことを考えると、アトピーや肌が弱いと自覚のある人は第四級アンモニウム塩配合の柔軟剤を避けた方がいいといったのはそういったことからです(*2)。

 

⇒参照:第四級アンモニウム塩が肌に悪影響を及ぼす理由とは。ケアベールの記事より

 

メーカーで販売している柔軟剤は、第四級アンモニウム塩配合の柔軟剤です。コストの問題もありますが、柔軟作用効果をある原料がなかなかないのも理由の一つです。

 

第四級アンモニウム塩成分の柔軟剤の説明をしてきましたが…

 

柔軟剤の良くない面をお伝えしてきましたが、洗濯洗剤がどうしても使いたいっていう人がいますよね。

肌が弱い人でも使える成分は、実はあるんです。

次の項目からどんなものを選べばいいのか説明してきます!

 

それでも肌が弱い敏感肌の人でも使える柔軟剤の選び方とは!

柔軟剤の選択イメージ図

肌への負担を軽減した柔軟剤選びは、何を指標としたらいいの?

これまでお伝えしてきたデメリットとなる成分が入っていない柔軟剤を選べがいいのです。

つまり香料成分フリーで肌に負担となる第四級アンモニウム塩タイプが入っていない柔軟剤を選びましょう。

 

香料フリーはわかりやすいのですが、第四級アンモニウム塩タイプではないものってどういったものがあるのでしょうか。

敏感肌向けの柔軟剤の成分とは。肌に優しいめの柔軟剤成分4つ!

本当は、肌に弱いと自覚がある人は柔軟剤は避けた方がいいのですが、それでも柔軟剤がやっぱり使いたいという人は、以下の成分のものを選んだらいいと思います。

ただし、市販に多く出回っている柔軟剤よりも作用は弱めになることを念頭においてくださいね。

 

第四級アンモニウム塩タイプではない厳選柔軟剤表示成分4つ!
  • アミド型アルキルアミン塩(陽イオン界面活性剤 第三級アミン塩タイプ)
  • アルキルイミダゾリン型カチオン(両性イオン界面活性剤)
  • レシチン(両性イオン界面活性剤)
  • キトサン(ポリアミンポリアミド系 第一級アミン(塩))

 

記載した成分は、生分解性に優れて、安全性が高いのが特徴です。

 

陽イオン界面活性剤は毒性が強いものが多くありますが、キトサン第三級アミン塩タイプ(アミド型アルキルアミン塩、ポリアミドポリアミン系)のものについては、生分解性がよく、皮膚への刺激はかなり軽減されたものになります。

 

陽イオン界面活性剤以外の柔軟剤の成分としては、両性イオン界面活性剤アルキルイミダゾリン型カチオン、レシチン)が使われているものがあります。

両性イオン界面活性剤は溶液のpHによって作用が変わってしまうので、酸性にして、柔軟剤の効果を出すように安定化剤が加えられています。

皮膚刺激がほとんどない界面活性剤ですが、その反面柔軟剤の効果は控えめです。

参照:⇒両性イオン界面活性剤とはどんなもの?

 

これまで説明した市販品で使われている成分も含めて柔軟剤で使われている成分は以下の表のようになります。

柔軟剤成分一覧表(かずのずけ著  オフスキンケア *2 一部参照し、他情報も加筆)

表示成分の例

種類

説明

肌への負担

エステル型ジアルキル

アンモニウム塩

陽イオン界面活性剤

第四級アンモニウム塩

市販の柔軟剤のほぼ9割が

このタイプ。エステル化して微生物の分解能力を向上させているものの肌への負担は大きい。

柔軟剤(帯電防止、摩擦軽減、抗菌性)としての機能は大変優れている。

大きい

第四級アンモニウム塩

陽イオン界面活性剤

第四級アンモニウム塩

柔軟剤で用いられている陽イオン界面活性剤の中でも肌への負担が大きい。ただ、この表記では成分名が不明。柔軟剤(帯電防止、摩擦軽減、抗菌性)としての機能は大変優れている。

大きい

キトサン

陽イオン界面活性剤

(第三級アミン塩)

 

分子量が数万もある天然高分子。カニやエビの殻を原料として作られ、再生医療でも使われるほど肌なじみが良く安全な成分。水に溶解したときに陽イオン界面活性剤となり、布や髪の毛の吸着作用して、柔軟剤やリンスの効果を発揮する。ただし、作用は低め。


低い

アミド型アルキルアミン塩

陽イオン界面活性剤

(第三級アミン塩)

陽イオン界面活性剤の中でも肌への負担は少ない。微生物の分解が良好で皮膚刺激も少ない。流通量は少ない成分。

低い

アルキルイミダゾリン型

カチオン

両性イオン界面活性剤

両性イオン界面活性剤を酸性にして、柔軟剤効果を出したもの。肌には優しいが、柔軟効果は低め。

低い

レシチン  両性イオン界面活性剤 生体内にある両性イオン界面活性剤を活用したもの。食品添加物にも使える。肌には優しいが、柔軟効果は低め。 低い

 

ちなみに肌に比較的優しい柔軟剤のうち、天然成分としてキトサンを配合した商品が何点か販売されています。次にキトサンの特徴について紹介していきます!

安全な成分キトサン

キトサンの主要な成分は、D-グルコサミンと呼ばれるアミノ糖が数百から数千連なったもので、主にカニやエビの甲羅を原料として精製して採られたものになります。

再生医療にも使える程、肌なじみの良いアミノ糖原料のため、生分解性がよく安全性が高いものです。

 

キトサンは陽イオン界面活性剤に分類されますが、作用はマイルドです。

キトサンに含まれているアミノ基(-NH2)とよばれる構造が水に溶けたときにプラスの静電気(電荷)を帯びるので、マイナスに帯電している布やウールに吸着します。

アミノ基の窒素原子の隣のついている炭素が一つであることから、陽イオン界面活性剤の中でも第一級アミンとよばれる種類に分類されています(キトサン自体は本来水に溶けにくいので、有機酸等を活用してアミン塩として溶解させています)。

第一級アミン塩の布や髪の毛への吸着する作用は第四級アンモニウム塩よりも弱く、陽イオン界面活性剤の中でも毒性や皮膚刺激性がかなり低く安全なものとされています。

(アミノ基はアミノ酸の成分にもなっているものです。アミノ酸だと毒性が低くなるのは想像できますよね。)

他の第二級アミン塩、第三級アミン塩とよばれる種類も同様に作用が弱く、毒性や皮膚刺激性は低いものとされています。

 

キトサンのアミノ基以外の本体の糖部分は、植物繊維のセルロースと同じ構造になっています。

セルロースが何百〜何千と連なっているポリマーのため、べったり表面にくっついてコーティングされてリンス効果を発揮します。

さらに構造中には水酸基(-OH基)があるため、保水力が高く、しっとりとした質感を与え、静電気を抑えます。

また、前述のアミノ基によって、抗菌作用もでてくるで、柔軟剤の成分としての機能は十分備わった原料になります。

 

キトサンの構造

出典:キトサンの構造(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』*3)

ただし、キトサンは脂質のポリマーではないため、ちょっと柔軟性が欠けるところが欠点です。

(なんせ、綿のような繊維と同じものが連なったポリマーなんで。ゴワゴワしそうですよね…)

 

 

 

敏感肌さんでも使える完全無香料柔軟剤は2つ。ニオイに過敏でなければ、肌に優しい微香性タイプの柔軟剤も使ってもいいかも。

柔軟剤を使った洗濯物イメージ図

主要成分が「エステル型ジアルキルアンモニウム塩」といった「第四級アンモニウム塩」タイプの以外の無香料の柔軟剤は本当に数が少ないです。

完全に香料が入っていない、無香料柔軟剤だと「ラコルベイユ」と「チュチュ柔軟剤」の2点ぐらいしかありませんでした(私の調査だけですが…)。

 

これらを購入してみれば分かるとは思いますが、全く香りがない柔軟剤だと、柔軟剤原料そのものの「化学製品臭」が気になる人もいるかもしれません。

もちろん無香料タイプは服に何かニオイが移るというわけではありませんが、香りの成分にそれほど敏感でなければ、比較的安全性が高く、干している途中でほとんどニオイがなくなる微香性タイプの方が使いやすい場合もあります。

もちろん無香料の方が肌に優しいのは間違いありませんが、刺激が少なく香料成分が明記された微香性の柔軟剤も何点か紹介します。

 

無香料タイプの柔軟剤2点

ラ コルベイユ オーガニック ランドリー 

無香料の三級アミン塩(アミド型アルキルアミン塩)タイプ】

 

内容成分

香り:無香料タイプ、微香タイプもあります(オーキッド)
成分:界面活性剤(アミド型アルキルアミン塩)、お茶(エキス?)、ローズマリー(エキス?)、香料なし
お茶(防臭効果・抗菌効果)、ローズマリー(抗菌効果)

 

第三級アミン塩が使われている柔軟剤です。香料タイプも販売されていますが、無香料タイプもあります。洗濯物の抗菌作用や防臭作用を高めるためにお茶やローズマリーエキスが配合されています。

柔軟効果は比較的あるものの、市販の第四級アンモニウム塩タイプよりも肌への刺激は少なめです。

肌に弱い人にとってはエキス類の洗濯物への付着が気になるところですが、配合されているエキスも刺激性がそれ程ないことや水でほとんど流されることを考えると、安全な柔軟剤の1つになるかと思います。

 

⇒無香料 ラコルベイユの使用感と詳細はこちら

 

チュチュ 柔軟剤  

無香料のキトサンタイプ】

 

 

内容成分

成分:ポリアミンポリアミド系(陽イオン界面活性剤 第三級アミン塩)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(非イオン界面活性剤)、安定化剤
無香料

 

内容成分

成分:ポリアミンポリアミド系(界面活性剤成分としてキトサン配合)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(非イオン界面活性剤)、安定化剤
無香料

 

柔軟剤の主要成分としてキトサンが使われていると推測される商品です。

パッケージにはキトサン配合となっているものの、成分表示は「ポリアミンポリアミド系」と記載されていました。

キトサン自体の構造にはポリアミド構造はありません。キトサンを作る前の原料のキチンの中にはポリアミドがあるのでそれ由来ではないかと。

生成してもキトサンは完全にキチンを取り除くことができないので、キチンが混ざっているキトサンとして、「ポリアミンポリアミド系」とメーカーが記載しているのではないかと推測されます。

原料についてメーカーに確認しようとしましたが、NGでした。

 

いずれにしろ、キトサンが混ざっていても人体に全く無害な原料で、肌には優しい柔軟剤になりますし、性能もそれ程変わりません。

 

その他、主要成分以外にポリオキシエチレンアルキルエーテルが配合されています。

この成分は、中性洗剤の成分としてよく使われているものです。脱脂作用はあるものの皮膚刺激が比較的少ない界面活性剤になります。柔軟剤としての作用はありませんが、陽イオン界面活性剤の効果を向上させるために添加しているようです。

安定化剤は、製品の溶液成分を安定化させる原料になります。具体的には何が含まれているかわからないところですが…キトサンを可溶化させる酸性成分ではないかと推測されます。

 

ほとんど無香料に近い天然香料を使った柔軟剤

ベビーファーファ濃縮柔軟剤

【両性イオン(アルキルイミダゾリン型カチオン)で肌に優しい柔軟剤】

香り:ベルガモット
成分:アルキルイミダゾリン型カチオン、安定化剤

成分として両性イオン界面活性剤が使われています。両性イオンの場合、柔軟剤で利用しようとしても水のpHによって、洗浄剤に変わることがあるため、pHを一定に保つ安定剤が添加されています。

柔軟剤としての作用はもの足りないかもしれませんが、シンプルな配合設計なので、赤ちゃんや肌が弱い人でも安心して使える商品になります。

⇒ベビーファーファの成分内容についてはこちら

 

ちなみに香りの成分として使われている天然のベルガモット精油は、光毒性があるものの洗い流す製品についてはほとんど影響はありません。

※光毒性とは、精油がついた部分に紫外線があたったときにアレルギー反応のような皮膚症状が起きること

大規模な皮膚パッチテストを行ったときも皮膚の異常はほとんど起きないことが報告されています(下記のベルガモット精油のリンク記事を参照)

 

精油には香り付けの他にもメリットがあります。

ゆるやかな抗菌作用があって、服の生乾きの匂いを抑えたり、精神の安定を保ってリラックスする効果があります。

⇒ベルガモット精油(化粧品成分:ベルガモット果皮油)の成分の特徴について

 

ハッピーエレファント 柔軟仕上げ剤 

【天然成分で珍しい配合 レシチン・キトサン混合タイプ】

内容成分
香り:天然精油の香り
成分:大豆レシチン(柔軟成分、両性イオン界面活性剤)、キトサン(柔軟性分、抗菌成分)、ソホーロスリピッド(柔軟助剤)、グリセリン脂肪酸エステル(安定化剤)
エタノール(安定剤)、クエン酸(pH調整剤)、オレンジ油(香料)、ラベンダー油(香料)、ビターオレンジ油(香料)
ほのかな天然精油100%の香り。無残香タイプ

 

この商品は、無香料ではなく、天然精油が使われている柔軟剤です。

香料成分は、洗い流されて服にのこらず、乾いてもニオイが微かにする程度です。

 

・香料成分の特徴

⇒オレンジ油の成分の特徴について

⇒ラベンダー油の成分の特徴について

 

成分は食品添加物で使えるものばかりで、安全性を重視した商品となっています。

大豆レシチンとキトサンの相互作用によって柔軟剤の作用を出した変わり種商品で、かなり低刺激な成分で仕上がっています。

ただし、第三級アンモニウム塩に比べれば劣るものの、レシチンとキトサンとの相互作用である程度効果は期待できそうです。

 

※実際に使ってみました!使用感については下のリンクからご覧ください。

⇒ハッピーエレファント柔軟剤の使用感と詳細はこちら

 

レシチンやキトサンとは別の界面活性剤が添加されています。これらの2つの柔軟剤の作用を強化したり、安定化する効果を出すためです。

どちらも非イオン界面活性剤で、特にソホロースリピッドは植物油と糖を原料として酵母の発酵でつくられたバイオサーフェクタント(微生物がつくる界面活性剤)になります。生分解性がよく、皮膚刺激は極めて低いことが報告されています。

⇒非イオン界面活性剤とはどんなもの?

香料以外の成分としてはクエン酸がありますが、これは両性イオン界面活性剤であるレシチンをプラスに帯電させて柔軟剤の効果をだしていたり、キトサンを安定的に可溶化するために添加しているようです。

 

 

マイランドリー ホワイトコットンの香り

【ちょっと香りがのこる 第三級アミン塩(アミド型アルキルアミン塩)タイプ】

内容成分

香り:ホワイトコットン、ココナッツ、ジャスミン、バラ、ムスク
成分:界面活性剤(アミド型アルキルアミン塩)、香料

低刺激で生分解性のよい第三級アミン塩のアミド型アルキルアミン塩が使われている商品です。無香料タイプがないのが残念なところです。上の2点よりも香りがちょっと強めです。

 

⇒天然香料バラの成分とは(ローズ油について)

 

他にもエコベール、ファブラッシュ..といった無香料の柔軟剤が販売されているのですが、こちらは肌にはよくないのでしょうか?

今回ご紹介したラコルベイユ、ファーファベビーといった柔軟剤以外にも、ネットで検索してみると次のような無香料の商品がありました。

 

その他の無香料 柔軟剤

 

確かにこれらの商品は、香料無配合で無香料の柔軟剤に該当するものです。

香料が苦手で単に「香料なし」の商品を使いたいのであれば、十分活用できる商品にはなるんですが…

これらの商品の成分表を見ると、「第四級アンモニウム塩」もしくは、「エステル型ジアルキルアンモニウム塩」の表記がされてありました。

どちらも第四級アンモニウム塩のカチオン系の界面活性剤ことで、肌の弱い人には刺激となってしまう成分です。

単に無香料というだけではなく「お肌に優しい」という観点だったので、これらの商品については割愛しました。

 

まとめ

敏感肌で肌が弱めな人は、柔軟剤をなるべく使わない方がいいです。

作用は弱いとはいえ付着した界面活性剤が肌に触れ続けてしまうからです。

 

それでもやっぱり使いたいと思っている人もいるはずです。

そういう場合には、次の成分が配合されている柔軟剤を選択すればいいと思います。

    • ポリアミンポリアミド
    • アミド型アルキルアミン塩
    • アルキルイミダゾリン型カチオン、レシチン
    • キトサン

 

これらは、一般的に流通している柔軟剤に比べて柔軟剤の作用は控えめです。

使う場合は、最初は数枚程度で洗濯して効果を確認してみてくださいね。

柔軟剤メーカーによっては、お試しサンプルがある場合もあります。気になるメーカーに問い合わせてみてもいいかもしれません。

 

⇒肌に優しい中性洗剤ドルチボーレナチュラルウォッシュの使用感とは?

 

 

参考文献

*1)日本石鹸洗濯工業会,「上手に使おう柔軟剤」,<http://jsda.org/0c/0info/index.html>, (アクセス2019,03,17)

*2) どんな敏感肌でも美肌になれる!オフスキンケア

*3)  日本石鹸洗剤工業会, (2014年)「エステル4級塩のヒト健康影響と環境影響に関するリスク評価結果について」 

*4) キトサン, フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

 

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