無添加洗剤【ドルチボーレ ナチュラルウォシュ】の特徴とは?
ドルチボーレナチュラルウォッシュは、
1本で洗濯洗剤、食器用洗剤、浴室、野菜洗剤の4役に使える洗浄剤です!
なので、省スペース化できるお得な商品になります。
家庭用の洗濯洗剤は、洗浄力の強いアルカリ性のものが主流です。洗浄成分の他に蛍光剤、漂白剤、酵素、合成香料が含まれています。それらが洗濯物についてしまった場合、デリケートな肌に負担になってしまうことがあります。
肌の弱い赤ちゃんには、これらの成分がちょっと気がかりになりますよね。
このナチュラルウォッシュは、植物由来の中性の洗浄剤です。
しかも蛍光剤、漂白剤、合成香料、着色剤のような洗浄補助剤が含まれていないので、デリケートな赤ちゃんにも使えます。
生分解性がよく、肌刺激が少ない洗浄剤が使われているので、環境にもやさしく、キッチンや掃除用で使っても安心してナチュラルウォッシュで洗浄したものを使うことができます。
赤ちゃんがいる家庭だけではなく、お肌を気にする人にもおすすめの商品です。
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ナチュラルウォッシュの成分をきららが解説していきます!
ドルチボーレナチュラウォシュってどんな特徴があるの?
ドルチボーレの成分(商品裏の表示)
ドルチボーレの洗浄剤成分は、直接汚れを落とす界面活性剤成分とサポートする洗浄補助成分に分かれます。
界面活性剤成分は、洗濯用に使用するため37%と濃縮タイプになっています。洗濯以外の用途に使う場合は、初回購入時についていたメモリがついたボトルで希釈して使います。
用途ごとの希釈割合と使用量はボトルの裏に書いてあります
メモリがついた希釈専用ボトル
界面活性剤には、とうもろこし由来のもの(とうもろこし由来の糖)やヤシ油のような植物原料が使われています。ナチュラルウォッシュは、それらの原料から合成して作られた合成界面活性剤の洗剤になります。
ドルチボーレ製品パンフレットより
オーガニックとか天然でナチュラルなものがよくて、化学的で合成されたものが危ないっていう風潮があるようで、「合成界面活性剤は肌に悪影響を及ぼすので、天然成分でできた石けんを使いましょう」というサイトをよく見かけます。
石けんも動物や植物と強アルカリ性の水酸化Naなどから「けん化」と呼ばれる化学反応を経て、「合成された」界面活性剤※になります。
※界面活性剤とは、油と水になじむ両方の性質をもつ化学物質をまとめた呼称のこと。この性質があるおかけで、界面活性剤を入れると、水と油がなじんで、混ぜ合わせることができます(*1 文献)。
石けんも合成の界面活性剤なはずなのですが、「合成洗剤」って言う場合は、石けん以外の界面活性剤がはいっているものを「合成洗剤」って指すようですね。
石けんは生分解性はいいものの、水中のミネラル分と反応して石鹸カスを作ってしまう性質があります。洗濯機や洗濯物に成分が残りやすく、付着した成分はアルカリ性のため、皮膚刺激が懸念されます。
逆に石けん以外の界面活性剤だったらなんでもいいかといえばそうでもありません。
例えばアルカリ性の洗濯洗剤でよく使われている陰イオン(アニオン)界面活性剤の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸が入っている洗剤で洗濯した場合、生分解性が他の洗剤よりも劣るため、洗濯物に成分が残ってしまいやすいですし、なによりも皮膚への刺激性も強いものです。
それに対して、「ナチュラルウォッシュ」に配合されている合成洗剤は、非イオン界面活性や両性イオン界面活性剤というものに分類されるものになります。
生分解性がいいとされているもので、洗濯機や洗濯物に残りにくいのはもちろん、仮に洗濯物に残留していても肌へのダメージは、少ないとされています。特にアルキルグルコシドは、石けんよりも生分解性が良いという報告があります(*2 文献)。
アルキルグルコシドは洗浄剤のメイン成分です。非イオン界面活性剤で、繊維に静電気(電荷)を与えないのでゴワゴワしませんし、両性イオン界面活性剤のジメチルラウリルアミンオキシド液のリンス作用で柔らかく仕上げることができます。
そういうことから、洗濯洗剤としては結構すぐれているのではないでしょうか。
また、台所で使う食器用の洗浄剤に使っても、一般的な洗浄剤に比べて肌には優しい成分となっています。
食器用の洗浄剤には起泡性がよく、油汚れが落ちやすいように陰イオン(アニオン)界面活性剤のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(AES)が多くの製品で使われています(例えば P&G社製のJ○Y等)。
両性イオン界面活性剤などで手肌を優しくするように改良を加えているものの、皮膚刺激性やタンパク質変性作用のリスクが高いため、肌荒れが起こりやすくなってしまいます。
しかも毎日使うものなので、洗い物による手湿疹が問題となっています。
長時間洗い物をするときには手袋でガードするのが一番いい方法だとはわかっていても、ちょっとした洗い物をするときはめんどくさいですよね。
そういうときは、このナチュラルウォッシュが活用できるのではないでしょうか。
界面活性剤も含めて、ナチュラルウォシュの成分全般についてもう少し詳しくみていきます!
ドルチボーレナチュラルウォッシュの成分の詳細について
界面活性剤成分
アルキルグルコシド
ナチュラルウォッシュの界面活性剤のうち、1番配合量が多いメイン成分になります。
すぐれた洗浄力と高い気泡力を特徴とする低刺激な非イオン界面活性剤です(*3 文献)。
とうもろこし由来のグルコース(ブドウ糖)と植物由来の高級アルコール(炭素数が8個以上結合しているアルコールのこと。こちらもとうもろこし由来でしょうか?)で合成してつくられた合成界面活性剤になります。
石けんよりも生分解性がすぐれ、皮膚の刺激が少ない界面活性剤です。
その割には脱脂作用が比較的あるので、シャンプーや食器用、あるいは洗濯洗剤に使われています。
⇒参照:アルキルグルコシドの性質をさらに知りたい方はこちらををどうぞ
ジメチルラウリルアミンオキシド液
ベビーシャンプーなど低刺激シャンプーに配合されている両性イオン界面活性剤成分になります。
ヤシ由来の脂肪酸が原料をもとに合成して作られています。
気泡力や洗浄力を上げる効果があるものの、皮膚刺激性や毒性が極めて少ないのが特徴。生分解性もいいです。
両性イオン界面活性剤は、プラスの静電気(正電荷)とマイナスの静電気(負電荷)をもっているという変わった性質を持ち合わせていて、水のpHによって洗浄剤にもなったり、柔軟剤にもなる変わった性質を持っています。
一般的には、アルカリ性のときが洗浄剤、酸性のときが柔軟剤になります。
今回の洗剤では、中性付近のpHになります。洗濯に使用した場合、一般的な市販の柔軟剤に比べると緩やかですが、布に付着した際にしっとりやわらかくする効果が期待される成分になります。
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド
その名の通り、ヤシ油由来の非イオン界面活性剤になります。
シャンプーや洗剤に少量配合して、とろみをつけたり、泡立ちをよくするために配合している成分になります。
コカミドDEAとも呼ばれているものです。しかも低刺激で、生分解性もかなりいい成分です。さらに、配合されている界面活性剤の刺激を緩和する作用もあります。
ところがこのコカミドDEA、「発がん性」成分と取り上げられているのをよくみます。
発がん性と聞いて「こわ〜い」イメージがありますが、ご安心ください。
実は、キムチと同じレベルの発がん性レベルなんです。
しかも、洗剤中の補助剤として数%しか配合されていませんし、洗浄の段階でかなり水で洗い流されるので、そこまで気にしなくてもいいのではないかと思います。(*4 文献)。
それ以外の成分(洗浄補助成分と香料)
クエン酸
今回の洗浄剤はpHを整えるために添加してあるのではないかと推測されます。
水を軟化(ミネラル分を取り除く)させ、洗濯物が固くなるのを防ぐ効果もあります。
珪酸Na
水溶性ケイ素濃縮液「UMO」。ナチュラルウォッシュの成分名には、UMO
でなく、代わりに珪酸Naと記載されてありました。
珪酸Naであれば、洗濯洗剤で使った場合だと水のミネラルを取り込んで水の軟化を防ぐ効果はありそうです。ただ、濃度がどれくらい入っているのか不明な部分はありますが…
マンダリンオレンジ果物油
抗菌や抗炎症作用がある天然の精油成分になります。そして、オレンジの香りは安らぎを与えます。
ドルチボーレナチュラルウォッシュを洗濯と食器洗いに実際に使ってみました!
洗濯での使用感について
ドルチボーレナチュラルウォシュは、綿、麻、合成繊維対象の中性洗剤になります。
洗濯対象の繊維でできているタオルと服を洗濯して、風合いを調べてみました。
あわせて一般的に使われている大手メーカーのアルカリ性の洗剤※との洗い上がりとも見比べました。
(※洗浄主剤にポリオキシエチレンアルキルエーテル、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸が配合されているアルカリ性洗剤)
洗濯方法について
ボトル裏に書いてある量を参考にナチュラルウォシュを使ってみました。
ボトル裏の用途別の標準使用量例
ボトル裏の洗濯用の使用量は、水30Lに対して9mL入れることに。
今回、洗濯機容量は30Lだったので、9mLの洗剤を使いました。
ナチュラルウォシュのキャップに洗剤をいれたところ
キャップに目盛りの線はついていたものの、目盛りの線のところに容量が記載されていなかったので、パンフレットで容量を見ながら洗剤を入れることに…
ナチュラルウォッシュが送られてきたときに入っていたパンフレット
あれ。パンフレットには、9mLって、ないよ。
丁度の目盛りがないので、とりあえず10mLの線を目安に洗剤をキャップに移しました。
そのときに、かすかにオレンジ系の香りがしてきました(あまり気づかないぐらいです)。
洗濯機へ洗剤を投入。ちなみに全自動の縦タイプです。
家で使っている洗濯機のタイプ(全自動縦型 イメージ図)
写真が綺麗にとれていなかったので掲載していませんが、洗濯中の泡は控えめでほとんど分からない感じです。
洗濯して乾燥したタオルは写真のようになりました。
洗濯後、柔軟剤を入れるほどしっとり柔らか..とまではいかなかったのですが、シワがのびてある程度手触り良く干せました。
乾燥してもそれほどシワがめだたず、ゴワゴワする感じははあったものの手触りはなんとなくふんわり優しくなっているような。
アルカリ洗剤で洗ったものもついでに写真をとってみました。なんとなく干したものをみるとシワが…
干して乾燥したものはやっぱりパリパリ、ゴワゴワって感じでした。
服については、ナチュラルウォッシュで洗うとなんとなく形がととのって、柔軟剤を特に入れなくても問題ない着心地になっていました(写真なくてすみません..)。
乾いてもオレンジっぽい匂いは残っていました。あえて嗅がなかれば分からないぐらいでしたが。
今回、ナチュラルウォッシュとアルカリ性洗剤で洗った洗濯物は部屋干しにしました。
アルカリ性洗剤の場合、香料が強かったり酵素処理がしてあるおかげでほとんど部屋干しの匂いは感じなかったのですが、ナチュラルウォッシュでは、湿っている間、ほんの少しだけ生乾き臭がでてしましました。それでもしばらくおいて、乾けば不快な匂いは消えたんですけどね。
ナチュラルウォシュの中に菌が苦手なマンダリンオレンジ果皮油がはいっているんですが、作用が緩やかみたいですね。逆の意味では、肌に悪影響を及ぼしがちな抗菌剤が作用がないので安心なのですが。
汚れ落ちに関しては、日常の軽い汚れは特に気になるようなことはなかったような気がしました。ちなみに、今回の記事までに2回洗濯した中での感想になります。
肌触りも柔らかめで、汚れ落ちも問題がなかったようなので今後もナチュラルウォッシュを使っていく予定です。
食器洗いの使用感について
食器洗いについてもボトル裏面の標準使用量を参考に使ってみました。
ボトル裏の用途別の標準使用量
食器用については、20倍希釈となっています。
洗剤の希釈は、購入したときについてきた目盛り付きの専用のボトルで行いました。
希釈専用ボトルは280mL容になります。他の洗浄用途にも使えるように10倍・15倍・20倍に希釈のメモリがついていました。
ナチュラルウォシュ専用の希釈ボトル(裏面目盛り線がみえるところ)
食器洗剤用に20倍希釈の目盛りがついているので、それにあわせて希釈することに。
ナチュラルウォッシュの原液を下線の黒い目盛りまで入れた後、水を上の太い線でいれると簡単に食器洗剤が完成!
希釈したらこのままで置きっぱなしでもOKです。
ボトルは比較的柔らかい素材(ポリエチレン製?)でできていて、軽く握って洗剤をスポンジなどに出しやすい用になっています。
希釈したナチュラルウォッシュ10mLをスポンジに取って揉んでみると、もこもこっと柔らかく細かい泡がでてきました。
なんとなく…微かにオレンジの皮のような匂いが。
スポンジのにつけたところ
泡立ちについては、よくある市販のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム主体の洗剤と比べると、泡のもっちり感がちょっと物足りない感じはあったのですが…食器を洗うくらいであれば問題はありませんでした。
食器(お弁当、お茶碗)をナチュラルウォッシュで洗ったところ
写真を撮影したときに洗っていたお弁当や普段使いの食器の油汚れは簡単に落とせました。
炒めものぐらいの汚れも特に問題はなかったです。
例えばカレーのように、お鍋に油汚れがべっとりとついたものをまだ洗ったことはありません。どれくらい落ちがいいのかわからない部分はありますが、普段使いなら問題はなさそうです。
写真撮影時は、ゴム手袋をせずに素手で直接食器を洗いました。手はカサカサしたり、何かトラブルなようなものはなかったです。
その後もナチュラルウォッシュを食器用洗剤として使っています。
短時間であれば、いまのところ手肌の荒れは気になることはないです。
そうはいっても長時間使うときには、念のためにワセリンや食器用のゴム手袋を活用しています。
乾燥しがちな冬場ではお湯に水をつけて拭き取っただけでも肌がカサカサしてしまうことがありますよね。ナチュラルウォッシュは手肌に比較的やさしいというものの、乾燥しがちな時期に繰り返して使った場合、手荒れを起こす可能性は全く無いとは限りません。
手肌に優しい原料は使っていますが、カサつくようであれば様子をみて水を弾くワセリンや手袋をうまく利用して使った方がいいかなと思います。
ナチュラルウォシュのメインの洗浄成分であるアルキルグルコシドは石けんよりも生分解性がよい成分です。水質環境保全にも貢献できる商品ですので、活用の場が増えればいけばいいかなって思っています。
⇒参照:ゴム手袋をしていても手荒れが起こることもあります。その対策とは…
ドルチボーレナチュラルウォッシュのコスパは?
ナチュラルウォッシュ1本を購入した場合、価格帯がちょっと高いような感じがします。
では、実際に洗濯洗剤や食器洗剤として使った場合のコスパをみると…
洗濯洗剤用で使った場合
水30Lに9mLで 55回分 1日1回の洗濯なら 約1.8ヶ月分で 1回あたり69円になります。
食器洗剤用の場合
希釈ボトル280mLで 35本分 1本108円なので、それほどコスパ的には大丈夫ですね。
※どちらも税抜きです。
ドルチボーレナチュラルウォシュの購入の仕方について
ドルチボーレ品は、【Dolci Bolle(ドルチボーレ)公式通販】サイトで購入した方がお得です!
購入時の会員登録で初回から公式サイトで使える200p(1ポイント1円換算)がつきます。
さらにLINE@お友達追加で300円分のクーポン、レビューを書いて200pといった特典があります。
しかも初回は送料無料ですし、希釈ボトルが1本無料でつきます。
本体だけや希釈ボトルの購入は楽天・Amazonからもできます(ただし、送料が別途かかります)。
まとめ
ドルチボーレナチュラルウォシュは、1本で4役(洗濯洗剤、台所洗剤、掃除用洗剤、果物洗い)に使えるお得な洗浄剤です。
洗浄成分は、生分解性がよく、肌にも優しいのが特徴です。
今回、洗濯と食器用洗剤で実際に使ってみました。
洗濯で使ってみたところ、柔軟剤がなくてもゴワゴワ感は気になりませんでしたし、ふんわり優しく洗えました。
また、食器用洗剤においては、油汚れを簡単に落とす割には手肌のカサカサ感じは少ない印象がありました。
食器用として使うときには希釈が必要ですけれども、公式サイトで購入すれば目盛り付きで簡単に希釈できるボトルがついています。
洗剤の価格帯としてはちょっと気にかもしれませんが、洗濯の場合であれば、1回69円(30Lの場合)、食器用の場合であれば、食器用洗剤で使う希釈ボトル1本あたり108円なので、案外お得な商品です。
1本で家庭のあちこちで使えるので、かなり重宝できる洗浄剤ではないでしょうか。
参考文献・図書
1)どんな敏感肌でも美肌になれる! オフスキンケア
2 ) 図解入門よくわかる最新洗浄・洗剤の基本と仕組み
*3) 花王 マイドール 製品情報より