ベビーファファ柔軟剤が敏感肌な赤ちゃんや大人でも大丈夫な理由とは

baby fafa ベビーファーファ 柔軟剤 写真

ベビーファファ柔軟剤とはどんなもの?

「ファーファ」シリーズの洗濯洗剤で有名なNSファーファジャパンが製造・販売している肌が敏感な「ベビー用」の柔軟剤になります。

今回始めて知ったのですが、「ファーファ」って洗濯洗剤のブランド名だけではなく、社名にまで使われているんですね。

 

この「ベビーファーファ柔軟剤」は、ファーファ柔軟剤シリーズの中でも特に刺激が少ない柔軟成分を使い、防腐剤、合成香料、シリコンが無配合なのが特徴。

香料も控えめで、赤ちゃんだけではなく、お肌が敏感な大人でも比較的安心して使える柔軟剤となっています。

2017年からパッケージがリニューアルしたようですが..

 

☆旧ベビーファーファ柔軟剤

 

☆今のベビーファーファ柔軟剤

細かい成分については分からかなったのですが…昔のものと今のものとパッケージデザインは違いますが中身は全く一緒の同等品になります。

2019年1月現在、Amazonでは昔のパッケージデザインを選ぶと500円ぐらい割高になってしまいます。

「昔のデザインがいい」というようなこだわりがない限り、新しいパッケージ品を購入した方が無難です。

 

ちなみにAmazonで購入する場合は、一本だと「合わせ買い対象商品」となっています。
2000円以上もしくは詰替え用で購入してくださいね。

ベビーファファの柔軟剤の成分について

 

ベビーファーファの成分は次の表にあるものが配合されています。

成分名

機能名

バランス剤

アルキルイミダゾリン型カチオン

両性イオン界面活性剤

エチレングリコール

安定化剤

ポリオキシエチレンアルキルエーテル

ノニオン界面活性剤

塩化カルシウム

粘度調整剤

エチドロン酸

水軟化剤

エチレンジアミン四酢酸ナトリウム

水軟化剤

酸化防止剤

酸化防止剤

天然ハーブオイル(ベルガモット精油)

⇒参照:ベルガモット精油の性質・毒性はこちら

香料・殺菌

ミルクセラミド

保湿剤

参照:NSファーファ ベビーファファ商品説明ページ (一部改定)

 

成分の一番のポイントは、赤字で示した界面活性剤成分になります。

ごく一般的な柔軟剤成分は、皮膚への刺激性が疑われている第四級アンモニウムタイプのカチオン(陽イオン)界面活性剤を柔軟剤成分として使っているのがほとんどです。

⇒参照:陽イオン界面活性剤とはどんなもの?
それに対して、ベビーファーファは、「アルキルイミダゾリン型カチオン」という両性イオン界面活性剤が使われています。

カチオン」とついているので、一見「カチオン界面活性剤」だと思ったかもしれませんね。

実は、この成分の「親水基」と呼ばれる水になじみやすい構造部分に「+」と「−」の両方の静電気(電荷)があるので、両性イオン界面活性剤に分類されます。

⇒参照:両性イオン界面活性剤とはどんなもの?

 

両性イオン界面活性剤は、陽性イオン界面活性剤に比べてはるかに毒性が低いことが知られています。

カチオン、特に第四級アンモニウム塩タイプのカチオン界面活性剤は、常に「+」の静電気を発生していて皮膚の細胞膜に吸着し、細胞にダメージを与えてしまうことも。

それに対して両性イオン界面活性剤は、水の中では周囲のpHによって「+」、「−」の静電気の帯び方が変わるものの、お肌に対しては相殺されて最終的には刺激性はないものです。

そういったことから、ベビーソープやベビーシャンプーの洗浄成分や洗浄補助成分として、多くの商品に配合されています。

⇒参照:両性イオン界面活性剤原料の「ラウラミドプロピルベタイン」とは?

 

ベビー用にも使われているお肌に優しい界面活性剤…ということであれば、比較的安心できる柔軟剤になるのではないでしょうか。