オレンジ油とはどんな原料成分?

オレンジ油 化粧品香料成分

オレンジ油とは、柑橘類のオレンジから抽出した精油香料成分になります。

化粧品に詳しくなくても、オレンジの甘酸っぱく心地いい香りがする香料成分ってすぐに分かりますよね。

このオレンジ油なのですが…実は、表記がざっくりしていて、国内の化粧品で「オレンジ油」と記載されていてもオレンジの種類が違う場合があります。

今回は、化粧品の国際表記名(INCI名)において”Citrus Aurantium Dulcis(Orange) Oil”と登録されてある原料成分について調査しました。

 

ちなみに今回ご紹介する成分は、アロマテラピーでエッセンシャルオイルのスイートオレンジ・オイルと同等品の成分になります。

どういった性質がある成分か見ていきましょう!

★ 使用用途別の表示

用途

 表示名

 化粧品の成分表示

オレンジ油

医薬部外品(薬用化粧品)の成分表示

INCI名(化粧品成分の国際名称、英語表記)

Citrus AURANTIUM DULCIS(ORANGE) OIL

 

★化粧品原材料のまとめ(分類、用途、主要な成分の構造と由来)

成分の分類 香料(植物精油、エッセンシャルオイル)
化粧品での配合目的・用途

(米国パーソナルケア製品協議会で名称登録時の用途 )

香料、皮膚コンディショニング剤(未分類)

 

香りの特徴 スイートな甘い柑橘系の香り
期待される主な効果・作用※

( *文献 2,3,4 一部参照)

構造

 

一番多い香料成分:d-リモネン(約70%)
主産地(参考文献 *)

 

アメリカ・ブラジル・メキシコ・日本
成分の由来原料(基原) ミカン科のオレンジ(学名:Citrus sinensis, 異名 Citrus aurantium L. var. sinensis )の果皮(皮の部分)を圧搾して抽出したもの