精油・エッセンシャルオイルに含まれているβ-ピネンとは、どういう芳香成分?

β-ピネンは、クミン、ネロリ、レモン、ベルガモットといった植物の精油に含まれる成分です。

化学構造において「モノテルペン炭化水素」に分類され、同属のものとしてはα-ピネン、サビネン、カンフェン、リモネンなどがあります。

その中で、α-ピネンとはよく似た構造で、炭素の二重結合の位置が別の位置に移動しただけの異性体と呼ばれるものになります。

 

※異性体を簡単に説明すると次のようになります。

 

異性体とは同じ数、同じ種類の原子を持っているが、違う構造をしている物質のこと

 

β-ピネンもα-ピネンともよく似た構造なので、針葉樹のような爽やかな香りがしますが、自然界の分布や配合量はαピネンに比べて少なめめな傾向があります。

化粧品原料(成分)としては、α-ピネンと同様にβ-ピネンも単体として配合されていないようです。

検出される場合は基本的には植物の精油やエキス由来になります。

β-ピネンもα-ピネンなどのモノテルペン類と化学反応によって結合させてポリマー化した「ポリテルペン」という粘着性の脱毛剤原料がありますが、国内の化粧品での使用実績はあまりないようです(2019年2月21日)。

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