メドウホーム油とはどんな性質の原料?

メドゥフォームの種子から採取される液状の油脂で、保湿を担う油性のエモリエント成分になります。

どんな性質があるのか見ていきましょう!

 

 

★ 使用用途別の表示

化粧品表示の名称と医薬部外品(薬用化粧品)で表示される名称が変わってきます。

用途 表示名
化粧品の成分表示 メドウフォーム油
医薬部外品(薬用化粧品)の成分表示 メドウフォーム油
INCI名(化粧品の国際名称、英語表記) LIMNANTHES ALBA (MEADOWFOAM) SEED OIL

(参考文献 *1)

 

★化粧品原材料のまとめ(分類、用途、主要な成分の構造と由来)

成分の分類 植物油脂(油性成分、エモリエント成分)
化粧品での配合目的・用途

(米国パーソナルケア製品協議会で名称登録時の用途)

閉塞剤※

※皮膚に塗布することによって、水分の蒸散を防ぐ役割をもつ原料のこと

期待される効果・作用 作用:肌・髪への適応:乾燥を防ぐ(保湿目的)
主要な成分と構造

 

油脂は、「グリセリン」と「脂肪酸」が結合したものです。

動植物の種類によって含まれる脂肪酸の種類や割合は変化し、それぞれ特有の性質があります。

 

含まれる主要な脂肪酸の種類:

イコセン酸(二重結合が1つある脂肪酸) 約65%含有

 

 

ドコセン酸:約20%

(二重結合が1つある脂肪酸)約15〜25%

 

 

主産地 アメリカ
成分の由来原料(基原) リムナンテス科メドウホーム(Limnanthes alba)の種子から採取