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シャンプーもボディーソープも同じように泡立って洗えるようですが…

私自身は、ここ数年(3年ぐらい前からでしょうか?)ほとんどお湯だけで洗っていて、シャンプーやボディーソープ等を使わなくなりました。

たまに、シャンプーは使ってみることはあるんですが、ボディーソープの方は3年以上も使っていないですし、身体の方はそれ程洗浄剤が無くても臭いや汚れは案外気にはなりません。

 

・湯シャンのやり方とは

・身体のお湯洗いとは

 

そういう私でも、数年前まではシャンプーやボディーソープはきっちり使っていましたし、どちらか一方を使い切ってしまったときには、”シャンプーで身体を洗えないか?”とか、その逆の事をよく考えていました。

そして、シャンプーで身体を洗ったこともありました。

洗った感触としては、特に違和感なく、”普通に洗えるな”とその時思ったような気がしたような…。

実際のところ、シャンプーをボディーソープとして使ったり、または逆のことをしてもいいのでしょうか?

 

シャンプーとボディーソープの成分の違いについて

化粧品成分表示の簡単読み方手帳を参照にすると、シャンプーもボディーソープも構成成分が似ており、ほぼ同じ比率になります。

どちらも7〜8割程度が”水”、残り大半は、界面活性剤となっています。

<シャンプー>
・構成比 一例 (参照※1)

・成分表示例 一例(参照1)
水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、塩化Na、ジステアリン酸グリコール、カルボマーNa、クエン酸、加水分解コラーゲン、PEG32、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料

※1 化粧品成分表示のかんたん読み方手帳よりシャンプーの項目抜粋

(参考文献では、シャンプーの油性成分が抜けていましたが、記載成分例に油性成分が記載されていたため、油性成分を付け加えました)

 

<ボディーソープ>

 ・構成比 一例 (参照※1)

 ・成分 一例 (参照※1)
水、グリセリン、ミリスチン酸K、ラウレス硫酸Na、パルミチン酸K、ジステアリン酸グリコール、香料、コカミドMEA、ステアリン酸PEG-150、ラウレス-4、EDTA-2Na、ヒドロキシメチルセルロース、メチルパラベン、黄色4

※1 化粧品成分表示のかんたん読み方手帳よりボディーソープの項目抜粋

 

シャンプーの構成比率は、ボディーソープと一致しています。

成分にしてもぱっと見たところ、大変良く似ています。

 

確かに今回の参考例シャンプーは、ボディーソープとしても十分使えそうそうです。

参考例で配合されているシャンプーの界面活性剤成分の”ラウレス硫酸Naコカミドプロピルベタイン”は、ともにボディーソープにも使用されているものになります。

ラウレス硫酸Naは、比較的ミネラル分と反応しにくい石鹸系の陰イオン界面活性剤で、洗浄力が高く、泡立ちがいいのが特徴です。

コカミドプロピルベタインは低刺激な両性界面活性剤で、ラウレス硫酸Naの洗浄力をマイルド(軽減)にするとともに、泡を安定化させます。

髪の毛の場合だとしっとり、柔らかくなる効果はありますが、肌の場合だと洗いあがりは比較的さっぱりした洗い上がりになります。

 

ちなみに今回例にあるシャンプーでは、両性界面活性剤で界面活性剤の洗浄力を弱めているものの、ラウレス硫酸Na配合のシャンプー、ボディーソープは肌の弱い方には洗浄力が強めで肌の弱い方にはお勧めはしにくい配合ではありますが

(基本的に〇〇硫酸Naと記載された陰イオン界面活性剤は、皮膚刺激が強い傾向があります)

 

・陰イオン界面活性剤とは

・両性界面活性剤とは

 

その他の成分についても基本的にはボディーソープでも使える配合になっています。

  • 塩化Na→粘度の調節
  • ジステアリン酸グリコール
    →シャンプーの場合は、髪の毛にツヤを与える
    他の配合用途の場合は、乳濁感や増粘性を与える役割をもつ
  • カルボマーNa→増粘剤
  • クエン酸→pH調節剤
  • 加水分解コラーゲン→保湿
  • PEG32→保湿と増粘剤作用
  • EDTA-2Na→キレート剤。水道のミネラル分との結合を防いで、泡立ちをよくする。
  • フェノキシエタノール→防腐剤
  • メチルパラベン→防腐剤
  • 香料→香りをつけ、使用感を良くする。

 

配合の中で増粘剤がよく見られますが、シャンプーやボディーソープの場合、ある程度粘度がないと液垂れが起こってしまい使用感が悪くなってしまうためです。

 

例で挙げたシャンプーはボディーソープとしても使えるようでしたが、どんなシャンプーでも使えるのでしょうか?

 

どのシャンプーでもボディーソープとして使えるの?

基本的には、どのシャンプーでもボディーソープと配合内容がかなり似ているので、比較的多くのものが使えます。

 

だだし、頭髪を洗浄するものでもトニック状のシャンプーや頭皮クレンジング剤、例えば以前記事でご紹介したすっぴん地肌やロレアル のオイルクレンジングクリーム(ロレアル パリ エルセーヴ エクストラオーディナリー オイル ラクレム ラヴォン クレンジングクリーム)は、起泡性の界面活性剤の代わりにクレンジング剤でよく汎用されている”油を溶かす”タイプの界面活性剤が使われています。

これらは泡立ちがないので、身体全体に洗浄剤が行き届きにくく全身洗浄剤には不向きです。

さらに、オイルクレンジングの場合は、オイル成分が身体についてしまい、不必要にベタつきます。

なので、これらのタイプはシャンプーとしての利用は避けたほうが良さそうです。

 

リンスが不要なリンスインシャンプーの場合、コンディショニング成分として陽イオン界面活性剤が配合されている場合があります(例えばポリクオタニウム10等)。

・陽イオン界面活性剤とは

 

陽イオン界面活性剤は毛髪を柔らかくしたり、帯電防止、あるいは殺菌効果を持ちます。

洗浄成分の陰イオン界面活性剤とは異なって、それ自体にプラスの電化を持つため、マイナスの電荷の髪の毛や皮膚表面に吸着したままになります。

リンス(トリートメント)を使ってすすいでも、作用は続いて髪の毛がやらかい手触りになりますよね。

 

ところが、陽イオン界面活性剤の種類によっては、比較的強めの陰イオン界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)よりも毒性が強いものもあります。

そして、皮膚についた場合には、細胞膜成分のリン脂質に吸着されたままになりやすく、炎症などを引き起こす”一次刺激物質”になりやすい傾向があります。

 

 

・一次刺激物質とは

 

シャンプーであれば主に頭部や毛髪部分だけになりますが、ボディーソープとして使用した場合、不必要な全身の陽イオン界面活性剤の吸着が起こってしまいます。

また、若干ベタつきが気になる場合もあります。

シャンプーが無い時に一回限りで使うのであれば、それ程問題はないかと思いますが、陽イオン界面活性剤配合のリンスインシャンプーをボディソープとして使用するのは、長期的にはあまりお肌にはおすすめできません。

 

その他注意することとして、最近はノンシリコンシャンプーが主流ですが、シリコーン入りのシャンプーをボディーソープとして使用した場合、シリコーンが全身に吸着してしまいます。

(シリコンとシリコーンという表記がありますが、”シリコーン”と記載するのが正しいです。)

シリコーンは大変悪者の様な扱われ方をされていますが、皮膚に吸着してもほとんど皮膚刺激がなく、皮膚の空気透過性を悪化させるようなものではありませんし、メイクアップ製品や日焼け止めの中に配合されていたりもします。

健康上問題がないというものの、シャンプーとして配合されている他の成分とともに耐水性の皮膚皮膜が身体についたままになるのは、皮膚にとってあまり好ましい状態ではありません。

 

これらのことを考えると、どのシャンプーでもボディソープとして使えるものではなさそうです。

 

ボディーソープとして使えるシャンプーの選択の目安は?

シャンプーをボディーソープとして使っている方はそれ程いらっしゃらないとは思いますが、上記の”シャンプーとボディーソープの成分の違いについて”にてご説明したような比較的洗浄成分だけのものがボディシャンプーとして使えます。

最近のシャンプーのほとんどは手触りを良くするために陽イオン界面活性剤が入っており、一回程度ぐらいであれば問題はありませんが、長期的に使用するのはあまりよくありません。

あえてボディーソープをシャンプーとして使いたい場合には、べたですが、”全身シャンプー”と記載されたものを選択した方が無難です。

 

全身シャンプーの配合のほとんどは、洗浄成分がメインで身体に付着する陽イオン界面活性剤やオイル成分等は配合されていません。

また、洗浄成分も両性イオン界面活性剤やアミノ酸系陰イオン界面活性剤が配合されており、髪の毛がきしみにくく、身体を洗った場合もベタベタしすぎず、ある程度しっとり感を残した洗い上がりとなります。

 

【全身シャンプー参考例】ヤシ油由来の界面活性剤成分でできた”全身シャンプー”

低刺激な両性イオン界面活性剤の洗浄剤のラウラミドプロピルベタインが配合され、毛髪や身体の洗い上がりがしっとりとします。

また、非イオン界面活性剤で低刺激なコカミドDEAで泡立ちをより豊かにします。

ヤシ油脂由来の石けんであるラウリン酸K、オレイン酸Kも配合されており、余分な皮脂汚れをおとします。

余計なものが入っておらず、洗浄成分だけの全身シャンプーです。

どちらかといえば、シャンプーというよりもボディーソープとして扱った方が良いような配合になっているように思えます。

両性イオン界面活性剤である程度、刺激性や洗浄力を保護しますが、石鹸成分である”ラウリン酸K、オレイン酸K”は、アルカリ性で若干きしみやすくなりやすい傾向があります。
(Amazonレビューでもやっぱり、きしみやすいとの報告が..)

ボディーソープとして使った場合、洗い心地はしっとり感を残しつつさっぱりとした仕上がりになるので、どちらかといえば、身体用だけで使ったほうがいいかもしれません。

ボディーソープをシャンプーとして使うのはどうですか?

”全身シャンプー”はもちろんボディーソープだけではなく、シャンプーとしても活用できます。

ところが、ボディーソープからシャンプーにした場合、髪の毛がきしんだり、痛みやすくなる場合があります。

先程の項目で少しお伝えしましたが、石鹸系の配合があるボディーソープを使った場合、アルカリ性の性質で髪の毛の表面が膨潤しやすくなるためです。

なので、石鹸系 例えば〇〇酸Na、〇〇酸Kとか記載されているボディーソープはシャンプーとしては使わないほうがいいようです。

 

主な界面活性剤成分が、両性イオン界面活性剤(例えばラウラミドプロピルベタイン)や、アミノ酸系陰イオン界面活性剤(例えばN‐アシル-L-グルタミン酸Na)もしくは酸性石けん(ラウレス-5-酢酸Na)が使われているものであれば、比較的髪の毛がきしむことなく洗う事ができます。

そうはいっても、シャンプーやボディーソープ等の洗浄剤は、単一の界面活性剤ではなく様々な界面活性剤が出来上がっていることが一般的です。

(身体をを洗う固形石鹸は、単一の成分が多いですが…)

基本的には、シャンプーとボディーソープはそれぞれ目的としている場所で使い勝手がいいように作られているので、決まった場所で使ったほうがいいようです。

 

・酸性石鹸とは?

 

 

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