湯シャンでの手袋の活用について

マザーハンド手袋
マイルド(絹100%)写真

 

髪の毛をお湯だけで洗う湯シャンでは、素手で洗うと髪の毛の指通りが悪く、髪の毛が指に絡まるような感じがします。

湯シャン(お湯だけで洗髪)をする際に、予め獣毛ブラシでブラッシングして抜け毛な垢などをかきだしておいても指通りは滑らかにはなりません。

湯シャンの時、髪の毛に対する指通りをよくする目的と髪の毛についた一次刺激性物質(皮膚トラブルを起こす原因物質)や髪の毛のベタつきの原因となる垢などの汚れをシャワーで落とす為に、布製の手袋をはめて行います。

このときに手袋を使うことで、髪の毛についた垢(フケ)などの汚れや一次刺激性物質(皮膚に炎症を引き起こす可能性がある原因物質)などが手袋に吸着し、湯シャン時のベタつきの緩和や皮膚に悪影響がある物質の減少に役立ちます。

⇒参照:湯シャンで手袋の活用について
⇒参照:髪の毛はお湯だけでも洗えます
⇒参照:湯シャンのブラッシングについて

湯シャンでなぜ手袋を使うのか?

ちなみに非接触皮膚科学の参照サイトでは、薄手の”綿”手袋を推奨しています。

⇒参照:非接触皮膚科学とは…

とりあえず、私は非接触皮膚科学のサイトにあるような薄手の綿タイプの他に
タオル地タイプの綿素材のものも使いましたし、素材が絹でできた手袋も使ってみました。

手袋のタイプごとに使用感や乾燥しやすさなどが異なっていました。

今回は絹素材で、パイル地(タオルのような編み方)でできたマザーハンド手袋”マザーハンド マイルド(絹100%)”を使った感想について報告します。

マザーハンド手袋 マイルド(絹100%)手袋とは..

そもそもマザーハンド手袋の絹タイプは身体を洗う浴用手袋として販売しているものです。

ところがAmazonのレビューを見ると…
ほとんど湯シャンのレビューばかり。

湯シャンで活用されている方が多いようです。

しかも使った後、髪の毛がサラサラになるとのこと。

実際使ってみた感想ですが…

・手袋をはめたとき

まず、乾いているときにマザーハンド手袋 マイルド(絹100%)をはめてみると、ぴったりフィット。

パイル地(タオル地)になっているので、少しもこもこした感じがします。

ちなみに私は手が小さい方です。

かなり手にぴったり余裕がない感じがしたので、手が大きめの方はちょっと厳しいかもしれません。

(サイズ展開が特に書かれていなかったのですが、
男性の方はちょっと無理です。)

・湯シャンのとき

実際湯シャンで使ってみると、Amazonレビューのとおり指通りがよく、洗いやすかったです。

ただ、湯シャンで使っていくと、比較的力が入りやすい指先部分のパイル地の編み目のすき間が大きくなっていくような気がします。

ちょっと、厚めでつくられているようですが、パイル地の構造上、指先が少し弱いのかな?と思いました。

・湯シャン後

湯シャン後、髪の毛を乾かしてみると、Amazonレビューに書いてあるように、サラサラになりました。

ただし、湯シャンをしたことが無い方は、
あまり期待しないでくださいね。
湯シャンなので、完全に髪の毛や頭皮についた垢は取り除けないので。

非接触皮膚科学のサイトにも書いてありましたが、髪の毛を乾燥させる時にも布製の手袋を使ったほうがいいです。

素手で乾燥させた場合、垢が手に付着しますし、手袋を使ったほうが指通りがいいです。

湯シャン後、マザーハンド手袋 マイルドを洗って室内で乾かしていますが、次の日の夜に使うときは完全に乾きます。

もこもこしていますが、かなり乾きやすい性質があります。

・その他

絹製手袋は、指通りが良すぎて一次刺激性物質が取れていないかも?という理由から非接触皮膚科学のサイトでは、推奨はされていません。

湯シャンに特化した絹繊維のデータはないですが、絹の独特のタンパク質の構造や繊維の細かさで皮脂など親油性成分が繊維内部に吸着していることが報告されています(*1)。

水溶性の一次刺激物質であれば、お湯洗いの時点で落ちています。

親油性の性質を持つものが一次刺激性物質(界面活性剤のように水溶性、親油性両方持つものもありますが…)だとしたら、
絹製の手袋でも一次刺激性物質は吸着している可能性はあると考えられます。

洗髪後にサラサラしているという報告例がAmazonにあるということは、
皮脂や垢やそれに吸着する成分(一次刺激性物質等)も落ちているのではないでしょうか。

その他の素材のマザーハンドには、他にも種類があります。

下のリンクに手袋の種類と特徴について記事を書いています。
⇒参照:マザーハンド手袋のそれぞれの種類と特徴とは。

 

 

参考文献、サイト

*1)ドクターセラムサイト「フィブロインとは」

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