お湯洗いを実践していても石けんを使いたいことがあるんですよね。そういう場合は..

石けんの写真

私自身、シャンプー・ボディーソープ等を使わない
“お湯洗い”を一年ぐらい実践しています。

実践した感想は、前回ご紹介させていただきました

前回の内容⇒石けんのススメ2

お湯洗いについては、”非接触皮膚科学”のサイトを参考にして実践しております。

お湯洗いの定義を簡単にご紹介させていただくと、

“シャンプー・ボディーソープ等余分なものを使わず、お湯だけをつかって洗う”

ということになります(*1)。

 

細かい方法は、下記の”非接触皮膚科学”のサイトでご参照ください。

非接触皮膚科学サイト

 

お湯洗いはメリットが大きいのですが、
どうしてもお湯では落ちないものが出てきます。

”泥汚れ、墨汚れ、(体に影響のある)細菌類”等

これらは、ほぼお湯洗いだけでは無理です。

お湯だけでは落ちにくいものは、非接触皮膚科学では、
”手ぬぐい”と”ペーパータオル”を濡らして、
皮膚が傷つかないようにこすって汚れを取るという方法を推奨していました(*1)。

ペーパータオルによる洗浄方法 (*2)

https://soundstyle.co.jp/goods/8007.html

手ぬぐいによる洗浄方法(活用法)(*3)

http://hisesshoku-derm.com/archives/2010/02/224.php

薄化粧程度のファンデーションや細かいチリ等を落とすことは
できるかもしれませんが、やはり何かしら物足りない感じがします。

また、思わず強くこすってしまった時は、”ヒリヒリ”した感じがあって、
何か物理的に皮膚を傷つけているのではないかという印象がありました。

界面活性剤が皮膚を傷つける印象があるみたいで、使うのに抵抗がある方もいらっしゃいます。

ですが、むしろ皮膚を傷つけない程度に”界面活性剤”をうまく活用して、
汚れを短期間で落としたほうが案外皮膚に良いかもしれないと思うようになってきました。

いろいろ界面活性剤がありますが、一番安く、身近なものは”石けん”ではないでしょうか。

石けんは、皮膚にトラブルがない人には全く気にする必要がないかもしれませんけれども、肌の弱い方については注意が必要です。

 

石けんを使う場合の注意点とは?

次のことについて注意した方がいいでしょう。

★注意した方がいいこと

・ 短時間で使用する
・ 薄い濃度で使用する

おすすめの石けんの種類は、

・ 無香料の単純な純石けん(”アルカリ性”)

です(2016年当時。これ移行にいいものがありました。またご紹介したいと思います)。

 

純石鹸がいい理由は、前回ご紹介させていただきました。
石けんのススメ2

上記に挙げたポイントの理由についてご紹介していきます。

①短時間で使用することについて

そもそも界面活性剤自体が皮膚につきにくい状態であれば問題になりません。
一次刺激でトラブルになるのは、
皮膚に”付着”し”浸透”するかどうかなのです。
例え洗浄成分が強力であろうとも。
そもそも浸透しなければ、皮膚の傷んで炎症物質が出ることもありません。

それをするためには、短時間”でささっと洗い流すことがポイントとなります。

Anri krand くらんどさんのサイトにて、短時間では問題ないということが紹介されていました。

すなわち、石けんとその他の洗浄剤が皮膚上でつかわれるとき、それらはまず数秒から 数10秒で流されてしまいます。強力な界面活性をもった洗剤でも、その時間内では浸透 がおこらず、角質細胞間脂質およびNMFの溶出もおこりません。要するに1~5分以上皮膚 上に吸着残留する場合のみ、その虞(浸透と溶出)を予期すべきということになります。残留の可否が問題を左右するというということです。

このサイトを参照に致しますと、
石けんで洗浄した場合、1〜5分以内に洗い流すことがベストととなります。
1分だと体の隅々を洗うのは難しそうですね。
実際洗うときは時間を測定しないので、5分が目安ではないでしょうか。

②短時間で洗うことについて。〜実際に石けんを使うとしたらどういうふうに洗えばいいの?〜

なるべく石けんを置いたまま、
さっと石けんを触り、泡立てて、
必要箇所を優しく撫でて汚れを落とした後、
なるべく5分以内に洗浄するといった流れになるのではないでしょうか。
(泡立てネットがあったら、直接石けん自体に触れずに泡立てれるのであったほうがいいです。)

泡立てネット

私は、墨をよく使うので墨が爪の中に入ったりします。
5分以内では、なかなか落ちにくいので、
軽く石けんで洗ったあと水かお湯洗いで爪ブラシなどを使うと良いかもしれないです。

爪ブラシ

 

界面活性剤を使って短時間で洗うのは、

皮膚組織上でもメリットがあります。
さらに、”石けん”は他の界面活性剤にはないメリットもあります。

次回ご紹介します。

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参考文献
*1 非接触皮膚科学お湯洗い紹介サイト
http://hisesshoku-derm.com/archives/2007/03/post-14.php

*2 サウンドスタイル ペーパータオル200枚S
https://soundstyle.co.jp/goods/8007.html

*3 非接触皮膚科学 第224号 一挙公開!『手ぬぐい活用法』の秘密
http://hisesshoku-derm.com/archives/2010/02/224.php

*4 石けんとのダイアローグ(補稿更新中) Anri krand くらんど
http://www.sekkengaku.com/dia/jakusansei.html#s3-1

 

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